犬猫殺処分ゼロを目指して


今日は委員会がお休みでお昼を過ぎてからお仕事でした。
超党派で構成する『犬猫殺処分ゼロを目指す議員連盟』のメンバーと共に・・・南城市にあります沖縄県動物愛護センターへ視察に出かけました。

とは言っても、私にとっては今年2回目の視察でして・・

またもやあの悲しい現状と直面するのかと、少しばかり気が重くなる任務でありました。
しかし、そんなこと言ってる場合ではありません。
自分に課せられた役割は、だからこそ!だからこそ!この現状を解決するために、見て・感じたことを・・まだ知らない人々に発信していかなければいけないんだ!!

沖縄県動物愛護センターの2017年8月15日時点集計値での収容・処分頭数の推移といたしましては、
平成26年度・終末処分ー犬【1200頭】猫【2370頭】
平成27年度・犬【723頭】猫【1932頭】
平成28年度・犬【413頭】猫【759頭】
減少傾向にはあるものの、まだまだ殺処分を余儀なくされる子たちが後を絶ちません。
また、ボランティアの方々による譲渡によって、多くの命が救われていることも実状でありますが・・・どうにかして殺処分という残酷な措置自体を失くしていきたいと心から願うものであります。
飼い主のモラル啓発もしかり、社会における人間と動物との共存は、私たちが子供たちに命の尊さを教えるにあたってはとても重要な課題であると考えます。
私たち、人間は貪欲な生き物です。
癒しを動物に求めては、いらなくなると手放すことも平気で出来る。
我が子がいなくなったなら必死で探すけれど、動物となれば放っておくこともできる。(一部の人間ですが)悲しいものです。
私にもとても愛しい愛犬がいました。

今から10年ほど前ですが、マルチーズとシーズーのハーフで名前はチャコ

月2回は美容室へ行きカット・シャンプーは欠かさず、洋服も着て
それはそれは人間同様に大事に育ててきましたが、ある日、家を飛び出し行方不明になり、役所や愛護センターへ問い合わせましたが見つからず・・

願うことは、親切な人に保護されていてほしい、そんな思いでありました。
しかし数日後、チャコは遺体となって私のもとに帰ってきました。
見つかった場所は自宅から1キロほど離れた交通量の多い通り沿いにあるコンビニエンスストアで、その店の方がダンボールに入れて数日保管していたとのことでした。
死因は、車にぶつかり頭蓋骨損傷によるもので、大きな傷などはなく薄っすらと口から血が出ていたことだけが今でも脳裏に焼き付いて離れません。
意思の疎通が出来て、嬉しいときも、悲しいときも、ジョギングに行くときも、いつも一緒であっただけに・・・私はあの日以来動物を飼うことが出来なくなってしまいました。
時々、また家族が欲しいと・・・考えることがありますが、自分の不注意で失くしてしまった責任は、たとえそれが犬や猫でも思い入れが強かった分、容易ではない。
そんな中での、この殺処分という実態はとても悲しく飼い主への憤りすら覚えるわけです。
愛護センターで保護された犬猫は、1週間飼い主が現れなかった場合や譲り受ける方がいない場合、ガス室に送られ、そこから焼却処分されます。
生きている命が焼却されるんです!!
どうか皆さん、この痛ましい現状をよく理解した上でペット=家族のことを今一度しっかりと考えてみてください。
命です。命なんですよ

今日は、センター視察を終えてパレット久茂地前にて動物愛護キャンペーンにも参加させていただきました。
このような、啓発運動はとても素晴らしいことだと感じました。
これからも、もっともっとこのような取り組みにたくさんの人が参加することを願います。また私もできること(伝えること)をしっかりとやってまいります

【命と向き合う】
今日も一日お疲れさまでした。明日も頑張ります。

